どーも。堀内です。

"give and take"という言葉がありますよね?

簡単に言うと等価交換だったり、対価を求めるような動きです。 「takeテイク」は日本語でいうと「取る」に近いニュアンスです。

情報をあげたんだから、そっちもなにかちょうだいよ〜 give and takeだろ?」 みたいな感じで、要求するシーンをドラマやアニメでみた気がします。 探偵モノとか謎解きモノであるイメージですよね。

「交換条件」みたいな表現が良いでしょうか。

しかし、実際の人間関係では、この等価交換や交換条件というのは、商売でお金をやり取りする以外はあんまりないと思います。 商売の中ではお金とサービスにはなるので、正しい感覚かもしれません。

「こっちはお客様だぞ」みたいなスタンスは、give and take の要素を強く感じます。 「お手伝いしたからお駄賃頂戴!」というと、「現金なやつ」って言われちゃいますしね。

しかし、人生の中ではすぐに対価を求めない与えるだけという行為の方が多いのでは?という話です。

親から子への愛情の中で、様々なことを施していると思います。 そこにはもちろん対価などはないです。

笑顔をもらった、幸せをもらった、成長してくれればいい、自分を育ててくれた人への恩返しだ、みたいな表現がされていると思います。

自分も与えてもらっているから。自分も与えられてきたから。 そんな関係が多いのではないかと思います。

同僚や友達なんかはどうでしょう? ここにもチームワークや友情などが存在していて、対価を求める付き合いはあまりないのかなと思います。

逆に、貸し借りの関係になりたくないから、すぐに返すよ!みたいなことはモノなどではあると思いますが、手伝ってもらったり、教えてもらったりではあまりないと思います。

しかし、その関係も与え、与えられる「give and given」の関係だから長続きするのかなとも思います。

一方的に片方が与え続けていると、おそらく関係は長続きしません。居心地が悪いからですね。 「お互い様」が理想なんだと思います。

組織の中では、上司や先輩なども存在します。 部活やお笑い芸人の世界では、先輩が奢るのが当然!みたいな文化がありますが、それはおそらく奢っている人も奢られてきたんだと思います。

全く奢られたことないけど、奢るよって言う人は稀有だとは思っています。 その仲間の中にいる以上は、経験がある人がほとんどなのではないかと思います。

そこで、上司や先輩が見返りをすぐに求めているのか、というところがポイントです。正直なところ見返りを求める人もいると思います。

奢ってあげたんだから〜、みたいな関わり方ですね。 個人的には大嫌いですw

お笑い芸人さんの中では、おそらく下積み時代が苦しいので、すでに売れっ子のお金のある人が奢っている、というのがスタートなんだと思います。 お金がないのに奢っている伝説みたいなものは聞いたことがありますが、元々の流れはそうだったんだろうなと思います。 普通の社会人であっても基本的には同じ流れなんだと思います。

まぁお金の話はさておき。

同じ組織の中で、手伝ったり、人に教えたりすることに見返りを求めてしまうのは非常に良くないです。

先述の通り、「お互い様」な関係を作れるのが理想です。

となると、できるだけgiveをすることが大事になります。

どこかでgivenされています。いつかgivenされるのです。

一方的になってしまう人間関係はおそらく続かないので、どちらかが離れていきます。 与えてもらっているだけの人は、信頼が徐々になくなっていきます。

基本的にgiveする姿勢で常にいたいですし、そのような組織が発展していくと思います。学校でも会社でもチームでも家族でも。

年齢を重ねると、与えることが多くなっていると感じますが、同時に様々なことを与えてもらっています。感謝されることもその一つ。若者の成長を見る喜びや、子供の笑顔もその一つです。

人に教えたり、手伝ったりすることで能力が上がっていることもあります。 それを評価してくれる人もいます。当人以外の人に感謝されることもあります。

チームのために、仲間のために、それがいつか自分のためになる。 そんなことを考えての「give and given」のお話でした。

こんなブログも皆様へのgiveになっていれば幸いです。

ではまた。

20231208 堀内文雄(観光って実はあんまりしたことがない)

関連記事

2024/02/16

会うことを大事にしているリモートワークな会社

著者:堀内 文雄

2024/02/09

トップダウン VS ボトムアップ

著者:堀内 文雄

2024/02/02

継続は力なり 〜継続する設計をしよう〜

著者:堀内 文雄

2024/01/26

他責NGは諸刃の剣

著者:堀内 文雄